国産のいいとこ ~染め篇~

こんにちは。

ジャパンブルージーンズ 岸本です。

 

私が思う、国産のいいとこを書いていってます。

今回は染め篇です。

前回の糸篇はこちらから。

 

jbjeans-kishi.blog.houyhnhnm.jp

 

糸ができたら、次は糸を染めていきます。

糸の染色方法として、カセ染め、チーズ染色、シート染色などの方法がありますが、

かっこよく色落ちさせるならやっぱりロープ染色が一番です。

 

ロープ染色というのは、糸をロープ状に束ねて染色するところから命名されています。

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インディゴのロープ染色

とても艶やかな紺色です。紫紺です。

 

ちなみにチーズ染色とは、糸をチーズと似たような形状にして染めるため、チーズ染色と呼ばれてます。

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色々なチーズ



カセはなんでカセって言うんでしょうね?今まで何の疑問もなく使ってました。

ご存じの方教えてください。

 

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カセ

モフモフしてますが、染める時はもっと締まった状態です。

 

一般的な14ozのデニム生地を作る場合、5~600本の糸をロープ状に束ねます。

この束を12~14本並べ、約2,500mの長さで染めていきます。

インディゴ染めは、酸化、還元を繰り返してドンドン濃度を上げていきます。

だいたい8回とか12回とかが多いです。

染める色や工場によって多少の差があります。

 

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こんな感じでドンドン濃くなります。

 

ロープ染色で染めた場合、糸の芯が白く残ります。

逆に言うと、糸の表面にインディゴが付着していて、中まで染まってない状態です。

 

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糸の芯が白い状態

写真じゃわかりにくいですね、、

このロープの芯白具合が、日本の染工場ではキッチリと残すことができます。

しかもピュアインディゴ100%でかなりの濃色を出すことができます。

*ピュアインディゴは合成インディゴで石油から作られています。

  天然藍とは異なります。

芯白をしっかり残し、ピュアインディゴ100%で濃色を出すには、技術と時間、コストが掛かります。

ほとんどの海外製生地の場合は着用時の色落ちのために、、、、という発想がなく、

見た目の濃さを重視するため、インディゴに他の染料を混ぜて濃度をだし、

色調整します。

そのため、芯白が弱く、色落ちしていった場合にキレイなブルーにはなりません。

なので、色落ちの良いジーパンを作るためには、

国産の生地を使うのが一番なのです。

逆に色落ちを求めないのであれば、

海外のデニム生地でも色々と面白い物はあります。

光沢が絶妙とか、ストレッチ性が抜群、とか。

正直なところ、新しい技術、開発はデニム生地業界は海外の方がうまいですね。

 

でも、海外のジーンズブランドでも、良い色落ちさせるために、

わざわざ日本から生地を輸入して作っているブランドはたくさんあります。

 

また、このロープ染色は、酸化・還元を繰り返し染めていきます。

パッと見は濃紺ですが、実は紺以外の無数の色が含まれています。

肉眼では分からないですが、すっごい顕微鏡とかでみると、赤や黄なども見えてきます。

そういった肉眼では見えない色が、ジーパンの奥深さの一つなんだと思います。

 

だらだらと書いてますがまとめますと、

 

・糸の芯白を大きく、しっかりと残すことができる

・ピュアインディゴで染めるため、キレイなブルーに落ちていく

です。

 

現在インディゴをこのようにうまく染色できるところは国内では2軒しか残ってません。

毎日ジーパン穿いて色落ちさせてください!

あなたの清き1本が国内のジーンズ産業を支えることができます!

 

そんな色落ちさせたジーパンがこちら!

www.japanbluejeans.com